ターミナルから真っ黒になった笠を見上げて、これはあかん・・・
せっかく、集まったし・・・・
みんな気持はブルー、しかし誰も止めようとは言わない。
心の叫びは聞こえていたのだが・・・・・
白出沢で2回目の休憩、「どうしよう・・・・・」
ここまで来て行かない選択はないでしょう?
藪こぎしてでも這い上がるか?
とりあえず、登山道を詰め雪は出てくるものの晩秋の雰囲気。
このまま白出沢を詰めて奥穂に登れそうだ、最悪そうするしかないだろう。
暗黙の了解のように登山道沿いに巻き道へ入り、荷継沢出合に着くと今までどんよりと湿気っていた空から一筋の光がこぼれ、「ジャン飛騨登りなさい」と神の啓示を受ける。
翌朝、みんなやる気満々でテントの前でアイゼン装着。
しかし・・・・・
森林限界を超えてもラッセルは底まで。
見積もりが甘かったようだぁ・・・・
雲海が広がり背後に笠ヶ岳を眺めながらのクライミング
してるみたいだが・・・・・
さぁ、どこを登ろうか!
が、時間切れで敗退・・・・
いろいろ、課題の残った山だったが次に繋げるための2日間だったから由としよう。