2010年1月30日土曜日

晴れたけど

もう少し時間がかかりそうですが、あまりゆっくりしていられないので、そろそろお開きです。

2010年1月29日金曜日

1月29日(金)



朝から雨、降ったり止んだり。
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2010年1月28日木曜日

1月28日(木)



朝から雨だが午前中は小雨が降る程度、午後から少し降っていたようだ。
気温が高く暖かい一日だった。
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2010年1月27日水曜日

1月26日(火)、27日(水)



昨夜の霙が雪に変わり、うっすら積もっていた。
予報では午前中雪だったが、天気は回復傾向で昼過ぎには青空が広がった。

夜、久しぶりにラン



朝から素晴らしい天気。立山連峰が見事!
日中の気温も上がり、2ケタに。
仕事をしているのが勿体ない天気だったが、剱を眺めながらの現場仕事だったので勘弁してあげよう。
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2010年1月25日月曜日

1月24日(日)、25日(月)



日曜日
朝、次第に晴れ間が広がり山々が見えてくる。
素晴らしく天気の良い一日になった。



月曜日
歩道の雪も融けたので、「そろそろ自転車通勤でもするか」と思って、車に自転車積んでいたのだが、昼から雨・雪の予報で日和る。
このへんの根性がないところが駄目なのだ。

朝は高曇りだったが、昼前からぱらぱらと降り始め、15時過ぎから本格的に降り始めた。
18時ころは霙交じり。
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2010年1月24日日曜日

黒部丸山・右岩壁の記憶 その後

昨日、「いつになったら更新されるんですか?」と御叱りを受けたので、がんばって更新してみました。

写真が横向きなのは、御勘弁ください。

geckoにて

2ヶ月ぶりくらいだろうか?
車は沢山停まっていたが当然誰もいない。
ストーブが新しくなって、マットの配置が少し変わっていた。寒い…

靴も埃だらけ…

ストーブで靴をアップして壁にぶら下がる。ホールドが冷たい。ガバ以外は指がすぐに開いてくる。

つまらん…


いまの時期は乾いた壁に何の未練もないので一人でやっても虚しいだけ。

みんな凄いなぁ


今はラッセルして、凍てついた壁を登り、滑ったりするのが楽しい。勿論、リスクも大きいけど。

藪山が雪に覆われ、泥壁が凍てつけば、冬ならではのクライミングルートを提供してくれる。

氷雪は一期一会
日本の山って素晴らしい!

1月23日(土) 錫杖・注文の左





2時半起床。
雨の中、槍見温泉へ車を走らせるが、神岡を過ぎると道路は凍結しブラックアイス状態。
栃尾ですーさんからメールが入りチェーンを装着しているので1時間ほど遅れるとか。
たにやんと相談して「上高地アイスでも良いかな」とすーさんに電話するが錫杖へのこだわりがあるようなので、おとなしく待つことにする。

2日ほど前に雨が降ったおかげで雪は締まって歩きやすい。ただスノーシューではちょっと滑る。

左方カンテ基部で準備して北沢に入るが新雪の雪崩が溜まって腰まで埋まる。
2週間前に敗退したすーさん曰く、「この前より氷は少し発達してるけど、初登時の写真はばっちり凍っていた。」と
じゃんけんで勝ったおらが1p目、核心に入る前にカムを突っ込むが利いてないので気休めにしかならない。突っ込むとベルグラは微妙だが悪くはない。右上クラックの下でビレイ。
2p目はたにやん。デカキャメを突っ込みながらジリジリ上がっていく。姿が見えなくなるとスムーズにロープが流れオンビレイ。
3p目はすーさん。しっかり氷が張っていればおいしいピッチになるはずだが、見た目どおり悪い。ビレイしている僕らは気楽なもんだ。反り返った岩を抜けたところでビレイ。フォローしていても極悪だった。
4p目、再び、おらの番。10mほど上の木から左に回りこんで凹角に入ると超快適な氷が張っている。抜けたところの大木でビレイ。

ここから50m、60m・2回の懸垂で取り付きまで。明るい時間に降りることができた。

槍見温泉に戻って握手。すーさん、たにやん、ありがとう。楽しかったよ!

1月22日(金)



朝、木々には薄っすらと雪が積もっていた。
日中は晴れ、夕方から雨がぱらつき、夜には雷も鳴り出した。

2010年1月21日木曜日

1月21日



昨夜から雨。かなり激しく降っていたようで、日中も時折横殴りの雨。
夕方4時くらいから雪になったが、暫くで止んでしまう。車に薄っすらと積もった程度。

今夜は岳連の常任理事会があった。

2010年1月20日水曜日

1月20日



いやぁ、暖かい一日でした。
勘違いしそうで怖いです。

朝は見事に立山連峰が見えてましたが、夕方には高曇りとなり雨もぱらぱらと降ってきました。

2010年1月19日火曜日

1月19日



朝は曇ってましたが、快晴です。
気温も上がったようで雪もだいぶ融けました。



陽気に誘われ、出かけてきました。

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今日はここから

抜けるような青空が広がりました。

2010年1月18日月曜日

1月18日



朝は晴れていたが次第に雲が多くなり、夕方は小雨模様。
日本海の低気圧の影響らしい。
今日は気温もあがり過ごしやすかったが、明日はさらに気温が上がるようだ。
注意すべきことがありそうです。
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2010年1月17日日曜日

1月17日 白鳥山



今日は白鳥山でスキー
朝は晴れ間も見えていたのですが、頂上付近で雪が舞い始めたので小屋に入ることなくさっさと下山しました。
下山して車を走らせると、霙交じりの雨や霰が降り寒気が抜けきっていないようでしたが、富山市内に戻ると夕日が射してきました。

あれだけ雪が降ったのに昨日の晴れ間で完全に落ち着いてしまったようですが、頂上付近は快適なパウダーをいただきました。ストックを忘れてしまったので滑りが不安でしたが、なんとかなるものです。ストックがない分、安定した滑りをしようとするので結構楽しめました。
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2010年1月16日土曜日

1月16日



昨夜からの雪は10cm弱。
朝から雲の切れ間に青空が広がり始め、快晴。
剱から北ノ俣まで見渡せるすばらしい一日だった。

今日は家でぶらぶら・・・
夕方、家の周りでワカンのテストを兼ねて1時間ほど散歩。
夕焼けに染まる山を眺めながら一汗かきました。
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あしあと

2010年1月15日金曜日

1月15日



昨夜から朝までの積雪は20cm以上、もうそろそろ勘弁して欲しい。

日中も降ってはいたが積もるほどではなかったようで、ぼちぼち終わりが見えてきたようだ。
気温も高かった(と言っても1.8℃だが)ようで路面の雪もシャーベット状になっていた。
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2010年1月14日木曜日

1月14日



昨夜からの積雪は20cmほどだったが、日中は降っさくっとった。
夕方にはオーバー50

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2010年1月13日水曜日

1月13日



朝一は2cmほどの積雪。
日中は風が強かったり、雪が舞ったりして寒かった。
夕方から積もりだし現在の新雪は10cmほど。
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2010年1月12日火曜日

大谷不動

1月9日
前々沢出合BC~前々沢



富山は雪(だったかな?)、名立谷浜周辺で霙っぽいあられの襲撃を受けるが妙高を越えると青空が・・・  「ここは日本海側ではないなぁ」などと話しながらスキー場到着。寒い!
スキー場が目覚めるころ、峠に到着。

F1は、ほぼ雪に埋まっていたが空身で偵察すると、落ち口付近に氷が隠れていたのでアイゼン履いて突破。

F2 見た目は完全氷結だか氷厚は薄く水音が聞こえる。踏み抜き注意。

F3 ここも氷の向こうに水流が透けて見える。



1月10日 終日雪
BC~本流F2 、F3



F1は滝壺完全露出。もちろん登れるが、右岸から巻く。
F2 指先の感覚が無くなり、途中のテラスで暫く休憩。これも落ち口核心。
F3 取り付きで氷を踏み抜き、危うく落ちるところだった。懸垂のロープが水没。 


1月11日 晴れ
BC~不動裏・左



F1 50mでは届かず10mほど登ってきてもらう。ここも雪の処理が核心。
F2 ラッセル
F3左 出だしはバーチカル、これだけは完全氷結していて快適に登ることができた。

1月12日



3連休は大谷詣でしたが、あとで。
今日は朝から雨、ずっと雨、雨・・・

東京は初雪降ったそうな
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2010年1月8日金曜日

1月8日



明け方は東の空だけ青空、ほかは曇天。
立山からかろうじて日の出が拝めたが、次第に雲に覆われた。
しかし午前中は晴れ間も見えていたようで暖かかった。
午後からは雨、夕方には雪に変わる。
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2010年1月7日木曜日

黒部丸山・右岩壁の記憶

日程 2009.12.26~2010.1.3

12.26

 


日向山ゲート(9:40)~扇沢(12:00)~大沢小屋(13:45)



朝一の急行電車で糸魚川に到着。大糸線に乗り継いで大町駅に降り立つと、遭対協の尋問を受ける。待合室で朝飯をほうばっていると今回の仲間が到着。駅前で荷分けをしてランクルに乗り込み、日向山ゲートまで送っていただく。ゲート付近は雪がチラチラ舞っているが、入山日としては申し分ない天気だ。
 相変わらず除雪された車道を扇沢まで歩くが、路面が圧雪されてアスファルトがむき出しになっていないのが幸いだ。途中一回の休憩を挟み、扇沢到着。大沢小屋に向かうため除雪された車道からわかん装着で林道へ進入。先日の大寒気による積雪の後に好天が続いたので思いのほか雪は締まっていて歩きやすい。ただ林道をショートカットしようとして藪の中に突っ込むとハマってしまった。沢沿いのアプローチも比較的締まった雪に助けられ、順調に大沢小屋に到着した。順調すぎたので時間はちと早いが、今日の行動は打ち切り、寝不足の東京組にテント設営をお願いし、明日のために1時間ほど散歩に出かけた。


12.27 快晴(大町側は雲海)



出発(5:30)~屏風尾根の頭(10:00)~赤沢岳(12:00)~北西尾根1800m(16:30)



屏風尾根を適度なラッセルで快適に高度を稼ぐと、朝焼けに染まる山々が美しく、冬山に来て良かったと感じる時間が過ぎていく。背後は雲海、頭上には抜けるような青空が広がっている。
 屏風尾根の頭に着いた瞬間、眼下には水を湛えた黒部湖、正面に立山、そしてこれから向かうべき剣岳が彼方に鎮座する。いつもの「あんな所まで歩くのか」と思う瞬間だ。
 赤沢岳から黒部川へ向けて下降、赤沢出合まで降りるつもりだったが様々なトラブルが発生し時間切れ。まぁ、予定以上に進めたので由としよう。


12.28 雪



出発(6:40)~赤沢出合(8:45)~内蔵助谷出合(9:45)~岩屋(11:00)~2pFIX~岩屋(16:00)




 起床時は降ってなかったが、出発間際になってべたべたの雪が降り始める。視界もなくなってきたので地形図とにらめっこしながら高度を下げ、赤沢出合へ。渡渉は飛び石とはいかないが、ちゃぷちゃぷと渡って内蔵助出合を目指す。出合の手前もそこそこの積雪量があったのでスノーブリッジを繋いで渡渉なしで出合到着。
 岩屋で一服してじゃんけん大会。負けたすーさんが残ってテント設営、他の3名が明日に備えてフィックスに向かう。2ルンゼを横断して紅稜ルートの顕著な凹角に取り付く。

じゃんけんで勝ったけーちゃんが嫌々リード。
1p目:ラッセルして凹角に入るが草付きは凍っていないようで、ブッシュの木登りを交えながらハング下の木まで。降雪量が半端なく、上部スラブ帯からの雪崩がビレイヤー・カメラマンを襲い危うく埋まるところだった。
 じゃんけんびりのおらは出番なしの為、明日の荷揚げに備えて邪魔なブッシュを剪定しながらのユマーリングを行う。

2p目:右の顕著な凹角を登って行くのだが、凍っていれば快適なピッチだろう。しかし、今は危険極まりない。案の定、リード中のたにやんが雪崩に襲われるが、ロープにテンションは掛らない。なんとか踏ん張ったようだ。完全にブッ飛ばされたと思ったのだが・・・・

2pフィックスして岩屋に戻り、愛情たっぷりのお茶をいただく。
今日は居残りが正解だったよ!


12.29 快晴



出発(4:30)~終了点(20:00)

 満天の星空の中、今日中に壁を抜けようと意気込んで出発したのだが・・・
 
 まずは昨日のフィックスをユマーリング。たにやんは罰で専属荷揚げ隊員と化す。

3p目:おらリード
ブッシュの雪壁を突破すると緩傾斜帯へ。太陽が壁を照らし始める。4p目のリードを終えてから、すーさんと交代して2p目終了点へ下降する。荷揚げをしていると自分の体臭がニンニク臭くて参った。



4p目:おらリード
緩傾斜の雪壁

5p目:すーさんリード
緩傾斜の雪壁 上部壁の基部まで。 すでに陽が陰る。

6p目:すーさんリード
雪壁を右にトラバース 大凹角の基部まで




7p目:すーさんリード
凹角内の雪を落としながらの奮闘クライミング

8p目:すーさんリード
フェースを抜けるとすーさんの姿が見えなくなる。荷揚げを始めるころにはもう真っ暗だが、月が美しく輝いていた。藪が酷く、2人×2往復の荷揚げの間に1pフィックスしてテントが張られていた。右も左も絶壁、ちょうどテントが張れる分だけのスペースが確保されていた。今日はお座りを覚悟していたので思いもよらないことであった。
 
壁を抜けたと勘違いした安堵感で僕たちは惰眠をむさぼった。



12.30 高曇り(晴れ間あり)~風雪



出発(6:30)~終了点その2(19:00)

まだ暗い時間に出発したので、昨夜自分達が泊まった状態を確認出来ないままだったが、そのほうが良かったかもしれない。
 とりあえず昨日のフィックスを1pユマーリングすると上部は緩い雪壁となるが、尾根は壁となり行く手を遮られる。左のルンゼから抜けることが出来そうだったので、ルンゼに入って傾斜が強くなるところでピッチを切る。さて、良く見るとかなり傾斜があり正面は被り気味。トライしてみるがかなり厳しそうなので戻って左の草付に向かうが15mくらい先のブッシュまでランニングが取れそうにない。草付そのものは悪そうではないのだが、ノーピンでは怖すぎる。ここでエースすーさんに登板して貰うが、正面のハングはやっぱり悪そう。後続からの声で一旦戻って壁の右側から回り込むことにする。けーちゃんが右に伸ばしていくが、途中から、なかなかロープが伸びていかない。かなり苦戦している模様。後続して先の様子を伺うが、回り込むラインは切れ落ち、直上するラインもかなり立っている。結局戻ってルンゼから登るしかないので、すーさんが左の草付にロープを伸ばす。ビレイヤーもかなり緊張させられるが、スムーズに草付をこなしてブッシュ帯を抜け雪壁へ。これで安心と思いきや、ここからが悪かった。使えない雪を崩すとハングした岩が現れプロテクションもろくに取れないようで、気合で突破していった。
 ここでストッパーのおらがロープを伸ばす。木登りを交えながら深雪をラッセルすると傾斜の落ちた尾根に辿り着き、カラマツの大木に囲まれた快適なテン場をゲット。
 本日の獲得標高差100m


12.31 雪 凄まじい



出発(6:50)~平坦地(14:30)~丸山北峰直下(16:30)




露岩正面の凹角にロープを伸ばす。左からも巻いて登れそうだが、確実にプロテクションが取れるほうを選択した。ただ、荷揚げはブッシュで大変そうだった。露岩を越えると腰を越えるラッセルと黒部襞のクライミングだ。襞の中はラッセルも少なく登りやすいのだが、猛烈な降雪で時折凄まじいスノーシャワーを食らう。
 黒部襞を抜けると傾斜が落ちる。しかし、傾斜が落ちるとラッセルが酷く、ほぼ目の前の雪を崩しながらのラッセルは遅々として進まない。正面の露岩を右から巻いて登りきったところで森林限界を越えたので今宵の宿を工事する。
 テントに入って一息いれると、けーちゃんが「足、凍っとる」と言う。ダブルブーツがシングルになるみたいだ。靴が原因か、足が原因なのか知らないが、いつもの事らしい。


1.1 雪 停滞




予報ではかなりの寒気が入っているが、思いのほか降雪量は少なく風も弱い。さほど寒くもない(2000mしかないので当たり前だけど)が、今日は様子見で停滞とする。富山市内は70cm積もったとメールが入る。早月小屋でも2mほど積もったらしいので、剱岳が衝立になっていたのだろう。
 折角の停滞日なのでトランプをするのだが、「何か賭けなきゃ面白くないね」と言うことで行動食を出し合って討ったのだが・・・


1.2 雪 



出発(9:00)~南峰直下(14:40)




色々あって出発が遅れた。雪は降っているが、降雪量も多くはなく昨日までの状態からすると少し締まった感じがする。今日も空身ラッセル隊員2名、荷揚げは適宜様子を見て各自が判断して行った。主峰まで3時間30分、前回は2人で1時間50分。前回との単純比較は出来ないが、思っていたよりは早く主峰に着いてしまった。ただ、今後の天気予報と今の雪の状態、メンバーの休暇や身体の状態を考えると無理やり突っ込むのは判断として正しくないと思う。様々な敗退の理由をつけて南峰に向かうが後ろ髪は引かれる。なにせ最近の長期山行は敗退ばかりである。逃げられないところで停滞するのは仕方がないが、逃げることが出来るところから敢えて突っ込むのは賢い選択とは言えないだろうし、御機嫌斜めの剱岳と勝負しても勝算は低い。山は御機嫌を伺って登らせて頂くのが弱者の論理だ。などと、こじつけながら歩く道のりは辛いものである。
 
もちろん、南峰からの下りも空身ラッセルである。南峰もあっさりと通過し、傾斜が急になる前にタンネに囲まれた絶好のサイトに幕営。


1.3 雪



出発(7:00)~黒部ダム~扇沢~松本 




今回の登山期間中、一番風が強い朝になった。視界もないのでコンパスで方角をきって下るが、尾根は崖となって沢に落ち込んでいくので、周りの地形を確認しながら出来るだけ歩いて下れるところを選びながら進む。途中で2pのフィックスと1回の懸垂を交えて下っていくと、次第に視界が回復しダムが見え、陽が射してきた。
 川床からの登り返しをこなして、トンネルへ。
 「ほぼ遭難者だなぁ」と思いながら、関電のお世話になって扇沢へ下った。