2008年10月4日土曜日

錫杖・1ルンゼ右ジェードルルート?

今日は予定通り錫杖へ。
4時にお迎え、槍見温泉はすでに満車状態でテントもちらほら。

さっ、寒!

季節はいつの間にかどんどん冬に向かって進んでおりました。

さて、ぼちぼち歩き、途中でK大、T大の学生さんと談笑。
1ルンゼの押し出しを詰めて取り付きへ。

1ルンゼを3p登ってV字岩壁の左の大テラスまで。

見上げるかべは水が滴っておりますが突入!
リトル・ウィングを左に分けて右の濡れ濡れ凹角に突っ込む、おいら。
去年の秋以来のクライミングなので身体は萎縮し、動かない。予想通り。もちろん想定内。
今日はビレイのつもりで来ていたのだがしかたない、順番みたいだ・・・

ぬれぬれの壁にビビッて途中のテラスでアンカー製作。もう少し登ればリトル・ウィングと合流し立派なテラスがありました。

左は快適そうなリトル・ウイング、真ん中は1ルンゼのリアル沢芯、もちろんビチョビチョ。
右の顕著な凹角に大盛りが入って行く。やっぱり登るんですね。

凹角の中は苔こけ、ぬれぬれ。両サイドはホールド乏しく、ずりずりと身体をずり上げる。途中の浮いたチョックストーンでビレイしていた。この先も凹角は濡れ濡れ、凹角の上部は被り気味でホールドも乏しい。直登は却下し、右へトラバースしてカンテを回り込む。がばフェースを登ると傾斜はきつくなる。

ここでギブアップ。ロワーダウンして大盛りを迎え、選手交代。
フォローで登るのは快適だったが途中に大きなフレークが浮いているので要注意。

少しの藪こぎで中央バンドへ抜け、正面に見える右上クラックへ。
みんなが1ルンゼの終了点としている所から良く見えるクラックです。

大盛りリードで登りだすが、レイバックを多用するのでプロテクションもセットしにくく、クラックに正対しようとすると放り出されそうになる。おまけにフットホールドは風化してぼろぼろと崩れ落ちている。見た目より傾斜もあり、ギブアップしてエイドアップ。

さて、おいらの出番。いけるところまでフリーでがんばったら以外にも、フォローフリー?
10aくらいかなぁ?