3連休は地獄谷周辺で講習会を行いました。
関西の若手2名をお相手に、冬山でのクライミングと安全確保を課題にした登山を行いました。
1日目
美し森駐車場でビーコンの基本的な操作方法を確認して入山。出合小屋に着くと、雨が再び降り出してきたので、小屋の中に幕営。明日のルートを確認するために、偵察などを行い初日を終える。
2日目
天狗尾根に取り付くが、下部の樹林帯が以外に長い。先行していた、単独の男性と前後しつつ、自分達でルートファインディング、チビラッセルなどを行う。樹林帯を抜けて傾斜がきつくなってきたので、ロープで安全確保を行いながら進んで行くが、途中で時間切れのため、往路を下山する。もちろん、これは折込済みで、敗退も勉強のひとつ。懸垂下降を交えながら下って行く。トレースや目印はあるが、下山も一筋縄ではいきません。なんとか、明るい時間に予定通り、下山できました。
3日目
アイスクライミングをしたいとの要望もあったので、権現沢でアイス体験していただきました。ちょっと、スケールはありませんでしたが、今時期では仕方がありません。
冬のクライミングはもちろんですが、雪山の経験を少しづつ積み重ねていく事が大切です。基本的なことを、しっかりとこなしていく事が安全に繋がる事を伝えられたのではないかと思います。