2013年10月27日日曜日

「山の文化」 in Toyama

と、いうことでペルーアンデスの報告をさせていただき、山森さんの「日本のヒマラヤ登山今昔」、和田さんの「雪黒部からヒマラヤの旅へ」の講演を拝聴させていただきました。

和田さんとは初対面、僕が黒部に通うきっかけとなった人です。
まず印象に残ったのは、「何故山に登っているか」という事。
誰しも、聞かれて返答に困る事だと思いますが、理由は単純。単に面白いから!
「わくわく、どきどき」が無くなったら登山はつまらないものとなってしまうでしょう。

「誰もやっていないことをやる」 これが基本ですね
100名山や*****登山に価値は無いと言い切って、いらっしゃいました。これだけはっきり言ってもらえるとすっきりしますね。

今回のアンデスはそういった意味で、価値のない登山ではありました・・・
しかし、自分にとってオンサイトであれば価値が下がるものではないと思いますが、情報が多いことで面白味が減るのは明白でしょう。そういった意味で言えば、昨年の上ノ黒ビンガ横断と登攀は面白かったのです。

和田さんは雪黒部に通って30年、横断成功は15回。
過去に自分以上の事を成し遂げた者はいないし、これからも出てこないだろうと自負してました。確かに、僕もそう思います。日本を代表するようなギリギリボーイズにしても黒部から眼をそむけている状態ですからね。残念ながら、今後、和田さんを超える登山者は現れないでしょう。