2009年11月10日火曜日
じょろう
写真はマタニティーチムニー。
何がマタニティー?と思うだろう。確かにそうだ。
3p目がその名の由来のようだが、我々は時間切れでその全貌を見ることは出来なかった。
さて時間を巻き戻そう。
じょろうに辿り着いたカジタニひろし探検隊御一行。
その全貌を見極めるべく、岩場をうろうろ。
その圧倒的なスケールと奇怪な岩様に隊員は感嘆の声を上げる。
しかし、我々に残された時間は少ない。
クラック広場下で登攀の準備を整え、いざ頂上へ。
ここは、カジタニ隊長に有無を言わせない。年寄り最優先、若い者は次の機会があるではないか!(ごめんね!)
頂上へと導いてくれる大凹角には、なんとボルトが打ってあるではないか。
トポを良く見るとリボルトルートって書いてある。なんてこった。
もちろんカムでも登れるが、サイズがでかくてタマが足りない。
ここは迷わずボルトにクリップだ!
凹角内には自動車サイズの超特大浮石が・・・・
体重掛けたくらいじゃ剥がれたりしないだろうが心臓に悪い。
2個目の浮石から薄被りの壁に割れ目が走っている。
これがじょろうの看板、JOROUクラックだ。「後で待ってろ!」と凹角にロープを伸ばすと45mで大テラス。
DOI隊長とオカピーを呼び込み、2p目へ突入。
2p目はオカピーの出番だ。トンネルくぐって頂上へ。
鳳来湖を眼下に最高のロケーションのクライミングを堪能した。
さて、懸垂でJOROUクラックの取り付きへ戻るが、ここが問題だ。
1個目の浮石の上でアンカーを作成したが、JOROUクラックに取り付くには2個目の浮石を越えねばならない。
我々が居るのは、2個目の浮石の直下!
ちょっと怖いなぁ。いや、超怖い!
JOROUクラックもかなり手強そうだ。敢え無く敗退を決め、クラック広場に戻る。
食い物と飲み物を胃袋に押し込んで、西壁の4人と合流して写真の割れ目を攀じて終了。