黒部横断2021 ”18日間 隔離生活の顛末”
Day6
いよいよ自分にとって未知の領域に踏み込む朝がやってきた。連日の好天と放射冷却で標高差200mの斜面は適度に締まっているものの、上部からの落下物に気を配りながら登り詰める。
尾根に這い上がると、がば~んと剱沢大滝周辺の景観が飛び込んでくる。こんなとこ、積雪期に登ろうと考えるのは〇〇〇の回路がぶっとんでる人達だなと納得。
里で最高気温が20℃まで上昇するという。谷底からは不気味な音がこだまする日になるだろう。
朝日を浴びて少しだけ緩んだマイルドな雪尾根は標高を上げるにしたがって、大展望台と化し我々の歩みは止まりがちだが、焦る必要もない。
充分に日程は確保してあるし、明日の好天も約束されている。違約金分の代償は頂戴した。
と、言いつつも本日はしっかり残業。
進めるときに動くのは鉄則
停滞はないが、ここまで1日遅れ。甘くはないわ